第10回 VistaのSnipping Toolを使ってみよう!

スニッピングツールとは、Vistaに実装された新機能の画面キャプチャソフトです。画面キャプチャと言えば、第4回のプリントスクリーンでも取り上げましたが、 今回は、更に便利になり使いやすくなりましたので、ここで少し紹介してみたいと思います(Home Basicは未実装)。

■どんなことができるの?

画面キャプチャで画面を取り出す場合、大抵四角でくり抜いて特定の部分を抽出するイメージが強いですが、今度のSnipping Toolでは、自由な形で抽出することができるようになりました。 また文字入力も可能になりました。

【四角で抽出】 【自由な形で抽出】
スニッピングツール 四角形で抽出スニッピングツール 自由な形で抽出
【手書き文字入力】
スニッピングツール 手書き入力

では実際、操作方法を見ていきましょう。

■操作方法
(1)四角形でキャプチャしてみる
snipping toolを起動させるため、「スタート」ボタンから、以下のように検索窓に、「sni」と入力してみましょう。もしくは、「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」の中に「Snipping Tool」があります。
四角形で取り込み

Snipping Toolが立ち上がると、中央に操作ウィンドウが出現し、背景が白みがかった画面になります。
スニッピングツール操作手順

初期状態の場合、「四角形の領域で切り取る」設定になっているので、このまま、マウスの左ボタンを押しながら、ドラッグしてみましょう。選択した範囲が赤枠で囲まれ、マウスのボタンを離すと四角形でキャプチャされます。
スニッピングツール 範囲選択

このような感じで、選択した範囲を取り出すことができます。保存する場合は、「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」で特定のフォルダに保存しましょう。
取り込み結果

尚、初期設定のままだと、赤枠で囲まれてしまいます。囲みたくない場合は、以下のように「オプション」選択後、「切り取り領域を・・・」のチェックマークを外しましょう。
スニッピングツール 赤枠解除

(2)自由な形でキャプチャしてみる。
以下のように操作ウィンドウの「新規作成」の▼から「自由形式の・・・」を選択します。
スニッピングツール 自由な形で抽出
そのあとは、上と同じような方法で、キャプチャしたい場所を自由にドラッグしてみてください。

(3)文字入力を行う場合
画面キャプチャ後、図のように「ペン」のボタンを押した状態にすると、直接マウスで文字が書けるようになります。
スニッピングツール 文字入力
慣れないと、このように酷い字になってしまいますが、慣れればたぶん大丈夫です。

インクの色や太さは、「ペン」ボタンの▼から「カスタマイズ(C)」を選択後、カスタムペンのウィンドウが出てきますので、こちらから、それぞれ、お好みの色、幅を選んで下さい。
スニッピングツール カスタムペンの使い方

■ちょっと裏技
例えば、以下のようにウィンドウの「メニュー」一覧や、「スタート」ボタンを押した時の画像をキャプチャしたいとき、通常の方法では、うまく取り込む ことができません。
スニッピングツール 裏技

こんな時は、Snipping Toolを立ち上げた後、一旦「Esc」キーを押して、Toolを非アクティブ状態にします。その後、キャプチャしたい「メニュー」を表示状態にし、そのまま「Cttl」キーと「PrtScrn」キー両方を押します。こうすることで、メニューが表示されたまま、Snipping Toolが起動しますので、あとは今まで通りの方法でキャプチャするだけです。意外と簡単にできますので、是非試してみて下さい。

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